超高精細映像を撮影する
8Kレンズ。
8K放送の画素数は3300万画素でフルハイビジョン放送の16倍。
フルハイビジョン用レンズの精度はサブミクロン*レベルですが、
それでも8K放送の超高精細映像を描写できず、8Kの映像がボヤけて見えました。
そこで富士フイルムは、レンズの精度をナノ**レベルまで高めた8Kレンズを開発しました。
*サブミクロン:1万分の1ミリ・1ミクロンの10分の1
**ナノ:100万分の1ミリ・1ミクロンの1000分の1
ナノレベルの精度を
実現した光学技術。
光学設計、メカ設計、研磨、組立。レンズ製造の工程すべてを見直して開発された8Kレンズの表面精度は、誤差0.0000002以下。
この8Kレンズを関東平野の大きさにたとえると、表面にはゴルフボール1個分の凹凸もないほどです。
超高解像の8Kレンズを製造するために、富士フイルムは、超精密加工機やナノレベルの誤差を解析するレーザー干渉計などを独自に開発しました。
工程の最終段階では、特別な技能者がレンズを磨いてナノレベルの誤差を補正。究極の精度を引き出します。
より高い画質のために
レンズの精度を追求する
富士フイルム。
富士フイルムが開発した8K放送用レンズの焦点距離は、35〜700mm。35mm判換算で53.7〜1074mmの20倍ズームレンズが、かつてない8K放送の超高精細映像を描写します。
高解像度、高コントラスト、高ダイナミックレンジ。ナノレベルの精度でレンズをつくる光学技術は、8K放送用のレンズだけでなく、写真や映画を撮影するレンズ、鼻から入る内視鏡のレンズなど、富士フイルムがつくるすべてのレンズに活かされています。